日経225からの重大な予告!
日々の決済や緊急時のために大切なのは、すぐに現金として引き出せる流動性です。
生活費などがすぐに引き出せないと困ってしまいます。
そうすると、流動性にすぐれた資産運用法が適していることになります。
銀行の普通預金やゆうちょ銀行の通常貯金、証券会社のMRFなどです。
銀行の普通預金やゆうちょ銀行の通常貯金、いわゆる「ゆうちょ」については特に説明は要らないでしょう。
銀行やゆうちょ銀行にお金を預け、その利子によって資産を増やす方法です。
MRFについてはど存知ない方が多いかもしれません。
MRFは「マネー・リザーブ・ファンド」の略。
ファンドという名前の通り投資信託の形を取ってはいますが、実質的には証券会社への預金です。
最近は、証券会社の口座にお金を入れると、入れたお金の分のMRFを自動的に購入する中期(3〜10年)将来の使いみちがハッキリしているお金住宅ローンの繰り上げ返済用資金、子供の学費、家のリフォーム代、車の購入資金など安全性定期預金(銀行)個人向け国債(銀行・証券会社)学資保険(生命保険会社)10年積立終身保険(生命保険会社)株式(証券会社)債券(銀行・証券会社)金現物(金取扱会社)18目的別資産運用法一覧使うまでの期間目的支出項目注意点金融商品の例(取扱金融機関)ようになっています。
株を購入する予定がなくても証券会社に口座をつくってお金を入れておけば、MRFの形で資産を運用することができます。
その証券会社で株を買うときは、MRFを解約して、解約した代金で株を購入するシステムです。
このMRFは、元本確定型の短期金融商品や短期債券など安全性が高い金融商品で運用されています。
元本が割れる可能性はほぼゼロに近いといってもよく、利回りは銀行やゆうちょ銀行などの利率よりも概して高くなっています(国内大手証券会社の場合、利回り0・067%前後)。
預金のひとつとして利用できる資産運用法です。
「将来の使いみちが明確なお金」のための資産運用法次の資産運用の目的は、「将来の使いみちがハッキリしているお金」です。
いますぐにというわけではありませんが、将来必要なことがわかっているお金ですね。
住宅ローンの繰り上げ返済用資金や子供の学費、家のリフォーム代、車の購入資金などがこのタイプのお金です。
おおよそ3〜10年後くらいの中期的に使うイメージです。
こういったお金を用意する場合、資産運用で重要なのは安全性です。
絶対使うことがわかっているお金ですから、元本割れせず、どれだけ貯まるかが明確な資産運用が求められます。
すぐに使うわけではないので、流動性は多少低くても問題ありません。
そうすると該当するのは、銀行の定期預金、個人向け国債、学資保険や10年積立ての終身保険などになります。
銀行の定期預金は、みなさんど存知の通り元本割れする可能性がなく、安全性の高い資産運用法です。
そして利率が提示されているので、5年定期で5年後にいくら貯まるか、10年定期で10年後にいくら貯まるかがあらかじめわかります。
「将来の使いみちがハッキリしているお金」を用意するのに適しています。
個人向け国債も、銀行の定期預金と似た性質をもった資産運用です。
国が破綻しない限り元本割れする可能性がなく、3年物と5年物個人向け国債は購入時に利率が決まっているため3年物国債なら3年間、5年物国債なら5年間でどれだけ増えるかわかります。
10年物国債は変動金利型のため明確にいくら増えるか購入時点ではわかりませんが、3年物や5年物に比べて高い利回りになります。
zO3また、学資保険や10年積立ての終身保険といった生命保険も、このタイプのお金を準備するのに候補となる資産運用法です。
支払い期間が終わる前に解約しない限り元本割れすることがありませんし、学資保険は利回りが、10年積立ての終身保険は最低保証の利率が決まっています。
安全かつ、いくら貯まるかが明確です。
「当面使う予定のないお金」のための資産運用法資産運用の目的の3つ目は、「当面使う予定のないお金」です。
老後の生活資金や万一のときのお金など10年以上の長期にわたって使う予定のないお金は、日々の決済資金や将来の使いみちが決まっているお金とはまったく違った資産運用が求められます。
すぐに使うわけではないので、流動性などは意味がありません。
当面使う予定のないお金を運用するときに大切なのは、収益性です。
長い期間でどれだけ増やせるか。
これが重要です。
この目的に適した資産運用には、投資信託、外貨預金、外貨MMF、外貨建て年金保険、終身生命保険などがあります。
投資信託はのちほど詳しく解説しますので、外貨預金から説明します。
外貨預金は、もっているお金を外国の通貨に替えて行なう預金。
円ではなく、外国の通貨でする銀行預金です。
通貨の種類は取り扱う銀行によって異なりますが、アメリカの米ドル、ヨーロッパのユーロ、オーストラリアの豪ドル、ニュージーランドのニュージーランドドルなどがあります。
外貨預金のメリットは、まず円安対策です。
第3車でお話しした通り、為替市場は、将来的には円安に向かう可能性があります。
そして、円安はインフレの要因になります。
資産を日本円だけでもっていると円安、インフレになった場合に目減りします。
しかし、外貨で資産をもっていると、円安になったときに資産の目減りを防ぐことができます。
100万円を1米ドル=100円のときに米ドルに替えると、1万ドルになります。
このあと円安が進み、1米ドル=130円になったとしましょう。
このとき1万ドルを円に替えると、130万円になります。
円安で、最初の100万円が130万円に増えました。
これが円安対策としての外貨預金の効果です。
逆に、円高が進んだ場合には資産が目減りすることになります。
これが外貨預金のリスクです。
zO5この他、外貨預金は銀行が破綻した場合の預金保護の対象にはなっていませんので、ある程度銀行を分散したほうが安心感が高まります。
また、外貨預金ではそれぞれの国の金利がつきます。
米ドルで資産をもっているとアメリカの、豪ドルではオーストラリアの金利が適用されます。
リーマンショックのあと、世界的に金利が下落しましたが、それでもゼロ金利政策が続く日本の金利よりも外国の金利のほうが総じて高くなっています。
三菱東京UFJ銀行の外貨定期ダイレクト限定プランでは、米ドルの3カ月物が年利3%、豪ドルの3カ月物は年利9%(2010年7〜10月の税引き前適用利率)。
日本円の定期預金よりはるかに高い利率がつくので、収益性にも優れています。
外貨MMFは、外貨預金の証券会社版。
MMFは「マネー・マーケット・ファンド」の略で投資信託の一種ですが、安全性の高い国債や社債で運用されます。
実質的には預金とほとんど変わりません。
円で証券会社に預金するのがMRF、外貨で証券会社に預金するのが外貨MMFと考えてください。
外貨MMFは、外貨預金よりも通貨の種類が多いのが特徴です。
証券会社によりますが、イギリスの英ポンド、カナダのカナダドルなどをもつことができます。
また、一般的に通貨を替えるときの為替手数料が外貨預金よりも安くなっています。
外貨預金と同じように円安対策になり、投資信託の運用成績により金利がつきます。
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